アンダンテは約40年間、東京都練馬区・大泉に工房を構え、 身近で親しみやすい洋菓子をお届けしてきました。 この大泉には、日本の植物学をけん引した、 牧野富太郎博士の邸宅（現：牧野記念庭園）があります。 今春からの朝ドラ『らんまん』で神木隆之介さんが演じる役のモデルになった、あの牧野博士です。 「全国の方に商品をお届けするにあたり、大泉らしさを伝えたい」と考えていくなかで、 牧野博士にちなんだクラフトジン「マキノジン」との出合いがありました。 牧野博士は自分で発見した植物に寿衛子（すえこ）夫人の名前を入れて「スエコザサ」と名付けました。愛情を感じますよね。私たちもそれくらいの思いを込めてこのテリーヌをお届けします。

ハーブと柑橘の香りがしっかりと感じられるマキノジンは チョコレートとの相性がいいと直感しました。 柑橘の香りを生かそうといろいろな食材を探し求め、 牧野博士の出身地でもある高知県産の柚子と出合いました。 柚子が持つ爽やかな香りとほのかな酸味が、 マキノジンのボタニカルな風味とぴったりとはまっています。 チョコレートのカカオ含有量もこだわりポイントです。 当初はもっと含有量の多いチョコレートでビターに、こっくりと仕上げようと考えていました。 ただ、実際に作ってみると柑橘の苦みが強く出てしまう。 それはそれで個性的な味わいなのですが、この刺激が苦手な方もいるかもしれない。 何度も試行錯誤を繰り返し、少しカカオを控えめにしてミルクを加えることで 現在のバランスにたどり着きました。 しっかりと濃厚なテリーヌなのに、ボタニカルな香り、柑橘のさわやかさを感じられるように仕上げています。

オススメはダントツでストレートティー。口いっぱいに広がるボタニカルで爽やかなテリーヌの味わいと、シンプルな紅茶との相性は抜群です。ご購入いただきましたお客様からは、グラッパやブランデー、冷酒などのとも相性が良いとご報告いただいております。 違った愉しみ方だとホットミルクと合わせるのもありです。 寝る前の一杯の代わりに、温かいミルクと一緒に召し上がるのも粋ではないでしょうか。 ほかにも、下に詳しく紹介しますが、ちょっとだけ電子レンジで温めると、とろりとした食感になり、違った楽しみ方もできます。 お取り寄せスイーツがはじめて、本格的なチョコレートテリーヌがはじめて、 そんな方にこそぜひ試してみてほしいです。